Claude Code で長い作業をうまく進めるコツ|/clear・/compact・巻き戻しの使い方

コース2 はじめて編 8 / 8・読む時間 約9分・最終確認日

このレッスンの要点

  • Claude が覚えていられる量には上限があり、いっぱいに近づくほど前の指示を忘れやすくなります
  • 話題が変わったら /clear。2回直しても直らないときも、/clear して頼み直すほうが近道です
  • 小さく分けて、1つ作るたびに確かめる。ずれたら Esc で止めて、Esc 2回で巻き戻せます

Claude が覚えていられる量には、上限がある

Claude は、会話の中身や読んだファイル、コマンドの結果などを、ひとまとめに覚えながら作業しています。この「いま覚えている情報の全体」をといいます。

コンテキストに入れられる量には上限があります。作業台の上に資料を積んでいくようなもので、いっぱいに近づくほど、前の指示を忘れたり、まちがいが増えたりします。上限に近づくと、Claude Code は古い部分を自動で要約して空きを作りますが、そのときに最初のころの細かい指示が抜けることがあります。

コンテキストの中身(イメージ)
CLAUDE.md会話読んだファイルコマンドの結果空き
空きが少なくなるほど、前のことを忘れやすくなります。ずっと守ってほしいことは へ。

会話を区切る:/clear と /compact

いちばん効くのは、話題が変わるたびに /clear で区切ることです。前の会話は消えずに保存されるので、あとから /resume で戻れます。

同じ問題を2回以上直してもらっても直らないときも、/clear の出番です。うまくいかなかったこと・わかったことを入れて頼み直すほうが、直しを重ねるより、ほとんどの場合うまくいきます。

コマンドすること使うとき
/clear空の状態から始め直す(前の会話は保存される)話題が変わったとき、行きづまったとき
/compactここまでの会話を要約して空きを作る同じ作業を続けたいけれど、会話が長くなったとき
/context何がどれくらい場所を使っているかを見る重くなってきたと感じたとき
/usageプランの使用量などを見るどれくらい使ったか気になったとき
迷ったら /clear。区切るのは、手間なくできるいちばんの工夫です。

/compact のあとに「API の変更を中心に」のように書くと、何を残して要約するかを伝えられます。

小さく分けて、確かめながら進める

大きな作業を一度に頼むと、途中でずれても気づきにくくなります。1つ作ったら確かめて、次へ。この順番をくり返します。

公式がとくにすすめているのは、Claude 自身が確かめられる方法を渡すことです。「直したら、スマホの幅で表示して確かめて」のように頼むと、Claude が自分で確かめてから報告してくれます。

1計画する(レッスン7のプランモード)
21つだけ作る
3確かめる(ブラウザで見る・決めた確かめ方を Claude に実行してもらう)
4次の1つへ
「作って終わり」ではなく「作って、確かめて、次へ」。

ずれたら、早めに止めて戻す

Claude がちがう方向に進みはじめたら、終わるのを待たずに Esc で止めます。それまでの会話は残っているので、「そうじゃなくて〜」と続けて言い直せます。止めずに、作業中に次の指示を打って Enter を押すこともできます。その指示は順番待ちに入り、Claude は手の空いたところで読んでくれます。

Claude Code
ページ全体のデザインを作り直しています…
↓ Esc で止める
そうじゃなくて、見出しの色だけ変えて
何も打っていないときに Esc を2回 → 前の時点に戻すメニュー
止めて言い直す。それでもだめなら、巻き戻して前の時点からやり直す。

Claude Code は、お願いを送るたびに自動で「戻れる時点」を作っています。何も打っていないときに Esc を2回押すと、そこへ戻すメニューが開き、ファイルと会話をその時点に戻せます。ただし、コマンドで消したり動かしたりしたファイルは戻せません。大事な作業は、コース3で学ぶ Git でも残しておきましょう。

よくある勘違い

「1つの会話で、最後までずっと続けたほうがいい」わけではありません

直しの指示を何度も重ねる
会話が長くなるほど、前の指示が埋もれて、まちがいが増えます
区切って、よい頼み方で始め直す
わかったことを入れた頼み方で新しく始めるほうが、ほとんどの場合うまくいきます

やってみよう

  1. 練習用のフォルダで claude を起動し、/context と打って、いま何がどれくらい場所を使っているかを見ます
  2. 自己紹介のページに1つ何かを足してもらい、終わったら /clear を打ちます
  3. 新しい話題として、下の依頼文のように「確かめ方」まで入れて頼みます
  4. 何も打っていないときに Esc を2回押して、巻き戻しのメニューが開くのを見ます(今回は Esc で閉じる)
  5. /usage と打って、プランの使用量を見てみます
確かめ方まで入れた頼み方の例自己紹介のページが、スマホの幅(375px)で横にはみ出さないようにして。直したら、スマホの幅で表示して、はみ出していないか確かめて

確認問題

Q1. 同じ問題を2回直してもらったのに、まだ直りません。公式がすすめるのは?
Q2. Esc 2回の巻き戻しで、元に戻せないものはどれ?
今日の練習

今日は、作業の区切りごとに /clear を打ってみましょう。始め直すたびに、何をしたいかを1文で書くのがコツです。

この記事の用語

コース2 はじめて編の目次

  1. 1ターミナル超入門
  2. 2インストールとログイン
  3. 3最初の起動と、最初のお願い
  4. 4(準備中)
  5. 5CLAUDE.md を作る
  6. 6許可の出し方と権限モード
  7. 7プランモード
  8. 8長い作業のコツ