Claude のメモリとカスタム指示の設定|覚えてもらう・忘れてもらう・いつもの頼み方

コース1 アプリ編 4 / 7・読む時間 約9分・最終確認日

このレッスンの要点

  • メモリは、チャットの中から大事なことを話題ごとに覚えて、次のチャットに持ちこす機能です
  • 覚えた内容は「設定 > メモリ」で見たり、直したり、消したりできます。チャットで「忘れて」と頼むこともできます
  • いつも守ってほしい話し方や好みは「Claudeの指示」に書くと、すべての会話にかかります

メモリとは

は、チャットの中から大事なことを覚えて、次のチャットに持ちこす機能です。会話が終わってからまとめるのではなく、話しているあいだに、話題ごとに覚えていきます。

覚えるのは、あなたの役割や仕事の背景、進めている作業、話し方の好みなどです。「これを覚えて」と頼んで、自分から覚えさせることもできます。健康や宗教・政治などの話題は、はじめの設定では覚えません。

1チャットで話す
「自分のサイトを作る勉強をしている」
2Claude が話題ごとにメモする
3次のチャットで、そのメモをふまえて答える
毎回「私は〜をしている人で」と説明しなくても、話が早くなります。

無料・Pro・Max のプランでは、はじめからオンです。チームのプラン(Team・Enterprise)では、組織で使えるようになっていて、自分でもオンにしたときに使えます。

見る・直す・消す・止める

覚えた内容は、左下の自分の名前から開く「設定 > メモリ」に、話題ごとの一覧で出ます。開いて読み、直したり消したりできます。チャットの中で「〜を直して」「〜を忘れて」と頼んでもかまいません。

したいことやり方
覚えた内容を見る「設定 > メモリ」の一覧から話題を選ぶ
直す・消す一覧の話題で直す・消す。チャットで「直して」「忘れて」と頼んでもよい
しばらく止めるメモリをオフにして「一時停止」。いまのメモリは残る
全部消す「リセット」。元には戻せない
このチャットだけ使わない新しいチャットの入力欄の「+」→「メモリ」でオフ(最初のメッセージを送る前に)
チャットを消しても、メモリは残ります。消したいときは、メモリのほうから。

には、それぞれ自分のメモリがあります。プロジェクトの中では、そのプロジェクトのメモリが使われ、ほかのプロジェクトのメモリは使われません。

過去のチャットを探す・残さずに話す

有料のプランでは、「前に〜について何を話した?」と聞くと、Claude が過去のチャットを探して答えてくれます。元のチャットへのリンクも付きます。

反対に、履歴にもメモリにも残したくない相談は、シークレットチャットで話します。新しいチャットを開いて、右上のおばけのアイコンを押すと始まります。

ふつうのチャット
履歴に残るメモリに覚えられるあとで探せる
シークレットチャット
履歴に残らないメモリに覚えない閉じたら、もう開けない
シークレットチャットは、プロジェクトの中では使えません。

シークレットチャットの会話は、AI の学習には使われません。ふつうのチャットを学習に使うかどうかは、「設定」の「プライバシー」でいつでも変えられます。

いつもの頼み方は「Claudeの指示」に

「いちばん大事なことから先に書いて」「専門用語には説明を添えて」のように、どの会話でも守ってほしいことは、「設定」の「Claudeの指示」に書いておきます。アカウント全体の設定なので、すべての会話にかかります。

書く場所効く範囲向いていること
Claudeの指示すべての会話話し方・答え方の好み
プロジェクト指示そのプロジェクトの中だけそのテーマの決まりごと(レッスン3)
スキル関係する作業のときだけ決まった作業のやり方(レッスン7)
「いつも」はClaudeの指示、「このテーマでは」はプロジェクト指示、「この作業では」はスキル。
よくある勘違い

「チャットを消せば、そこで覚えたことも消える」わけではありません

チャットを消したから安心
チャットを消しても、そこから作られたメモリは自動では消えません
メモリはメモリで消す
「設定 > メモリ」の一覧から消すか、チャットで「〜を忘れて」と頼みます

やってみよう

  1. 左下の自分の名前(イニシャル)から「設定」を開き、「メモリ」がオンになっているか見ます
  2. 新しいチャットで「これを覚えて:私は自分のWebサイトを作る勉強をしている」と送ります
  3. 「設定 > メモリ」の一覧に、覚えた話題が出ているかを見ます
  4. 「設定」の「Claudeの指示」に、下の文を貼って保存します
  5. 新しいチャットの右上のおばけのアイコンで、シークレットチャットを開いて、閉じてみます
「Claudeの指示」に貼る文返事はやさしい日本語で、いちばん大事なことから先に書いてください。専門用語を使うときは、ひとことで説明を添えてください。

確認問題

Q1. 履歴にもメモリにも残さずに、ちょっと相談したい。どうする?
Q2. すべての会話で「いちばん大事なことから先に書いて」ほしい。どこに書く?
今日の練習

「設定 > メモリ」を開いて、いまの Claude があなたについて覚えていることを読んでみましょう。ちがっているところがあれば、直しておきます。

この記事の用語

コース1 アプリ編の目次

  1. 1アカウントとプランの選び方
  2. 2チャットの基本と、伝わる頼み方
  3. 3プロジェクトの使い方
  4. 4メモリとカスタム指示の設定
  5. 5ファイルの読み込みと、資料・表・スライドの作成
  6. 6コネクタの接続
  7. 7スキルの使い方と作り方